ガスの安全対策

ガスの事故と安全対策について

ガスに関する事故で一番恐ろしいのは爆発です。

そして酸欠による身体への影響。

いずれも漏洩と不完全燃焼を原因とします。

プロパンガスを供給するにあたっての制度はどうなっているでしょう。

意外と知られていないと思います。

「供給設備」と「消費設備」

一般的にガスメーターまでが「供給設備」となります。

ここに不備がある場合は販売している側の責任です。

ガスメーターから先は配管も含めて「消費設備」となり利用者の管理責任になります。

但し、その設置と安全への意識付けはガス業者が資格のある者を使ってする義務があります。

主な事故はガスの室内への充満によって起こります。

宅内での漏洩、不完全燃焼を起こさないためには供給者を信頼し危険性を感じたら早めの対応をすることをお願いします。

ガス機器の安全装置

ガス設備の機器にもテクノロジーの成果がもたらされ、幾重にもガスの漏洩を防ぐ装置が使われています。

これについても広く知られているとは言えないと思いますので簡単ですが列挙して紹介します。

供給設備側

ガスメーター

地震を感知してガスを止める機構、長時間ガスが流れたときにガスを止める機構
ガスの圧力の異常を感知してガスを止める機構
遠隔で操作できるメーターもあります。

ガスボンベ

ボンベ付きのバルブやホースにはガス流量の異常や衝撃を感知してガスを止める機構があります

消費設備側

ガスを使用する機器にはタイマーでガスを止める機構
温度を感知してガスを止める機構
転倒時に消火しガスを止める機構があります。

ガス栓

大量のガスが流れるとガスを遮断します

感知器・警報機

ガス漏れ警報器、一酸化炭素濃度感知器
器機と連動してガスを止める機構があります。